勉強のやる気が出るコツ(実践編)

実際に勉強をする際のコツ

 ①簡単な作業から始める
 スポーツをやる前に準備運動をするように、勉強をする時も、最初は簡単な作業から入るとスムーズに進められます。たとえば、簡単な音読や軽い計算問題など、脳が「勉強モード」に切り替わるためのスイッチとなるような軽作業を決めておくと、勉強を習慣化することができます。
 筆者はいつも英語の長文を解く前に、すでに解いた長文を読み直すことから始めていました。こうすることで、脳が英語モードに切り替わり、英文が入ってきやすくなります。また、普段これをやっていたので、本番の英語試験前にも同じことをし、本番も集中した状態で臨むことができていました。このように、自分の集中を短時間で引き出すルーティンを設定しておくことは、普段の勉強だけでなく、大事な本番にも役立ちます。

②好きな科目で挟む
 まずは好きな科目でやる気を出し、次に苦手な科目を頑張り、また好きな科目をやるというふうに、交互に行うとやる気を維持できます。得意な科目から勉強を始めると、問題にも正答しやすく少しずつ勉強のやる気が出てきます。
 ただ、好きな科目ばかりに偏って、苦手な科目の対策が疎かにならないように十分注意する必要があります。やる気の向上と苦手克服のバランスを意識しながら勉強しましょう。

③とりあえず始める
 やらないといけないけど面倒くさい、と思ったら、まずは5分だけやると決めましょう。心理学的に、人は始めさえすれば継続しやすい傾向があります。小さな行動から始めることが、先延ばしのクセを断ち切る第一歩です。5分後には、そのまま勉強を続けることが苦に思わなくなっているかもしれません。
 「やる気が出ないからやれない」のではなく、「やっているうちにやる気が出てくる」のです。「まずは5分だけやってみる」姿勢を大切にしましょう。

やる気を持続させるためのコツ

 ①学習の進捗を見る
 どれだけ進んだかを見える形にするとやる気が高まります。チェックリスト、カレンダー、学習アプリなどを活用して記録を残しましょう。達成感が得られるうえ、復習や改善にも役立ちます。
 1日の終わりには、「今日の勉強はどうだったか」を振り返る習慣をつけることも効果的です。反省点だけでなく、「これがよかった」というポジティブな視点も含めて記録することが、次のやる気につながります。

②ダメだった時こそ冷静に
 勉強にスランプはつきものです。問題が解けない、テストの結果が悪い、などの理由で勉強のやる気を失ってしまうこともあると思います。
 大切なのは「なぜうまくいかなかったか」を冷静に分析することです。「この勉強方法では覚えられない」「次はこうしてみよう」と工夫を重ねる思考が、最終的な成功につながります。勉強はすぐに結果が得られるものではありません。しかし、続けさえすれば確実に効果は出ます。方法を改善しながら、諦めずに勉強を継続することが大切です。

③適度に休憩を入れる
 やる気を持続させるには、意識的に休憩を挟むのも効果的です。たとえば「25分勉強したら5分休憩」を繰り返すことで、長時間勉強するよりも、集中力を維持できると言われています(「ポモドーロ・テクニック」という有名な勉強法だそうです)。
 休憩時間の過ごし方としては、ストレッチや水分補給、目を閉じてリラックスするだけでも効果的です。休憩時間にスマホを触ってしまうと、かえって目や肩が疲れてしまうので、休む時にはスマホを触らず、積極的に体を休めるようにしましょう。